JBD
こんにちは。
マネージャー日記へようこそ。
私は、普段はノートPCを持ち歩いていて、大抵のことはいつでもどこでもPCで処理する派なのですが、やっぱり携帯の方が手軽で便利な時もあり、いくつかの携帯サイトを利用させてもらっています。
その中のひとつ、リクルートが運営している「R25式モバイル」が7月下旬をもって閉鎖されることになってしまいました・・・。
ご存じ、R25のモバイルサイトなのですが、誌面の内容の焼き直しとかではなく、R25世代な人たちがモバイルで何をしたいか、ということを研究して作られた(と思われる)素晴らしい出来で、サッカー好きの私はJリーグのリアルタイム速報をほとんど毎週のように利用させてもらっています。
(J1,J2全試合の速報がリアルタイムで更新され、大まかな試合の流れとかもわかるようになっています。)
#余談ですが、PCが使える時は「football24」というサイト(通称「ピコーンサイト」)が便利です。世界各地で行われているサッカーの試合の経過がリアルタイムでわかります。海外サイトなのですが、例えばルーマニア2部リーグとかブラジル3部リーグとか、日本だったらJFL(Jリーグの下のカテゴリ)とかユース年代(高校生とか)とかの試合までカバーしていて、どうやって情報を集めてきているのか不思議なのと、なんというかインターネットってすごいなぁと思わされるサイトです。サッカー好きの方はぜひどうぞ。
さて、そんなR25のモバイルサイトですが、先日、閉鎖が発表されました。
月間1億PV超という数字からわかるように、ユーザに愛されていたサイトだったことは間違いないのですが、残念ながら「広告が思うように売れなかった」というのが要因ではあるようで、ネットの中ではいろいろそのビジネスモデルや営業手法について論評もされているようです。
ただ、個人的に気になっているのはそのビジネスモデル云々ではなく、リクルートという大企業がそれなりの投資をして運営していたはずのサイトを「撤退する」という結論に至らしめたプロセスです。
事業でもサイトでも何でも、「はじめる」ことよりも「やめる」ことの方がはるかに勇気がいることで、なおかつ難しい判断を迫られることになるはずです。
ましてやR25という一大ブランドが運営するモバイルサイト、しかも月間1億PVのサイトが「撤退」するためには、それ相応の根拠とプロセスを経なければならないはずです。
そのことに思い入れがあればあるほど、「もう少し待てば好転するんじゃないか・・・」「まだ頑張れるんじゃないか・・・」という迷いが生まれてきますし、かといって「あのときすっぱりやめておけば黒字で終われたものを・・」「深追いしたからもう取り返しがつかない・・」ということもあり得ます。
上場企業であれば、ステイクホルダーへの説明責任も発生するでしょう。
我慢できるギリギリまで続けるというのもひとつの考え方でしょうし、余力のあるうちに撤退しておいて、経営資源を次のことに集中させる、というのもあり得るでしょう。
こういった時に大切なのが、「エクジット・ストラテジー(出口戦略)」と言われる考え方です。
「いつ、どんな条件になった時に撤退するか」というのを予め決めておいて、その状況になってしまったら潔く撤退する、というのをできるだけ具体的にイメージしておきます。
また、「事業がここまで成長したら売却する」みたいにプラスの方向に振れた時の出口戦略を考えるケースも最近では多いようです。
一見とてもうまくいっているように(ユーザ側からは)見えていたR25のサイトがどのようなエクジット・ストラテジーを持っていたのか、そして、おそらくサイト運営に関わった人のほとんどが積極的に撤退に賛成したはずではないだろう
その撤退という決断を、どうやって納得させていったのか、とても興味深いところです。
私たちも、既存の事業を育てたり、これからも新しいことに多くチャレンジしていくはずなのですが、そのへんの基準とか判断は、できるだけぶれないように予め冷静に見ておかなくては、と改めて考えさせられる出来事でした。
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♪Starting Over / Q;indivi